ホームページ制作を依頼するときに準備するものは?原稿や写真がない場合の進め方

ホームページ制作を依頼したいと思っても、相談前に何をそろえればよいのか分からず、問い合わせを先延ばしにしてしまうことがあります。
原稿や写真がなくても、ホームページ制作の相談は可能です。完成した文章や素材より先に必要なのは、何を提供しているのか、誰に利用してほしいのか、現在どこに困っているのかという情報です。
この記事では、相談前に用意すると話が進みやすい項目、未定でも問題ない項目、制作側へ任せられる工程、事業者自身に確認してほしい内容を具体的に整理します。
相談前に最低限そろえたい4つの情報
すべてを準備する必要はありません。次の4つが分かれば、制作の方向を考え始められます。文章ではなく、箇条書きや口頭の説明でも構いません。
| 項目 | 書ける範囲の例 |
|---|---|
| 何を提供しているか | 商品・サービス名、対応内容、料金の目安、対応できないこと |
| 誰に利用してほしいか | 個人・法人、業種、地域、年齢層、どのような悩みを持つ人か |
| 現在困っていること | 問い合わせが少ない、内容が古い、スマートフォンで読みにくいなど |
| ホームページで増やしたい行動 | 問い合わせ、見積もり依頼、予約、来店、資料請求など |
例えば「地域の住宅改修を請け負っている」「近隣の戸建て所有者に相談してほしい」「問い合わせが紹介に偏っている」「現地調査の依頼を増やしたい」まで分かれば、必要なページや情報の順番を検討できます。
できれば用意したい8つの材料
最低限の4項目に加えて、次の材料があると、文章や構成を具体化しやすくなります。すべてそろっていなくても、空欄のまま相談できます。
- 現在のホームページのURL
- サービスや商品の詳しい内容、料金、対応地域
- お客様からよく聞かれる質問
- 選ばれた理由や、実際に評価された点
- 実績、資格、許認可、掲載できるお客様の声
- ロゴ、会社案内、チラシ、営業資料、SNSのURL
- 現在使える写真と、追加で必要になりそうな写真
- 希望時期と、制作に使える予算の目安
この中で優先度が高いのは、サービスの事実と、選ばれた理由です。例えば「丁寧に対応しています」だけでは、どのような対応なのか判断できません。「初回相談では現状を聞き、必要な範囲だけを提案している」のように、実際の行動へ置き換えられると、ホームページに載せる情報になります。
料金や公開時期が未定でも、現時点での考えを伝えてください。目安が分かれば構成や制作範囲を検討できますし、決まっていない場合は、決める必要がある項目として整理できます。
原稿がない場合に、制作側へ任せられること
制作側へ任せられるのは、文章をきれいに書き直す作業だけではありません。情報を聞き取り、訪問者が理解しやすい順番へ並べ、必要な不足情報を見つけるところから依頼できます。
聞き取りと情報の整理
「何を聞かれるか分からない」という場合も、質問に答える形なら話しやすくなります。サービスの説明、顧客の悩み、選ばれた理由、問い合わせ後の流れを順に確認し、材料を文章にできる状態へ整えます。
見出し、本文、ページ構成のたたき台
聞き取った内容を、トップページに置く情報、サービスページで詳しく説明する情報、記事やFAQとして後から追加する情報へ分けます。ホームページ、シングルページ、LPのどれが適しているかも、目的と情報量を見て提案できます。
ページ数を先に決めるのではなく、訪問者が何を知れば相談や購入を判断できるかを基準にします。構成の考え方は、ホームページの構成とシングルページの判断基準でも説明しています。
写真や既存資料の使い道
写真は、枚数を埋めるために使うものではありません。店舗や現場の様子、商品、スタッフ、制作物など、何を伝える写真なのかを整理します。既存写真を使う、撮り直す、素材サイトを利用するなど、状況に合う方法を検討できます。
会社案内、チラシ、営業資料、SNSの投稿も、原稿の材料になります。文章をそのまま転載するのではなく、ホームページに必要な情報を取り出し、重複や不足を整理します。
事業者自身で確認が必要な5つのこと
制作側が文章や構成を作っても、事業に関する事実まで代わりに決めることはできません。公開前には、次の内容を事業者の立場で確認する必要があります。
- サービス内容、料金、対応地域、営業時間が実際と合っているか
- 実績、資格、許認可、お客様の声を正確に掲載できているか
- 写真やロゴを掲載する権利があるか
- 対応できない依頼や、事前に伝える条件が抜けていないか
- 公開後も現在の事業内容と違わないか
ここを確認してもらうのは、原稿をすべて依頼者へ書き戻すためではありません。事業者にしか判断できない部分と、制作側で整理できる部分を分担するためです。
原稿や写真がない状態から進める流れ
相談時点で、すべての素材がそろっている必要はありません。現在のホームページがある場合は、まずURLを共有してもらえれば、掲載内容や構成を確認できます。新規制作の場合は、事業の概要と、作りたい理由から始めます。
hakubi codeでは、共有スプレッドシートを使った穴埋め式のヒアリングを基本としています。必要に応じてGoogle MeetやZoomで、1時間程度のミーティングも行います。質問に答えていくうちに、事業内容、対象、目的、必要な情報が整理される進め方です。
ヒアリング後は、サイトの役割、ページ構成、必要な素材、制作範囲を提案します。原稿や写真が足りない場合も、公開時点で必要なものと、公開後に追加できるものを分けて考えます。
既存ホームページの改善では、全面的に作り直す前に、残すもの、直すもの、追加するものを分けます。どこまで直すべきか決まっていない場合は、部分改修と全面リニューアルの判断基準も参考になります。
相談前に使える記入テンプレート
相談内容をまとめる場合は、次の項目を埋められる範囲で構いません。空欄があっても、質問しながら整理できます。
事業名:
提供している商品・サービス:
利用してほしい人・企業:
対応地域:
現在困っていること:
ホームページで増やしたい行動:
現在のホームページURL:
お客様から評価されている点:
実績・資格・掲載できる声:
手元にある写真・資料:
希望時期:
予算の目安:
このテンプレートは、制作を依頼するための完成原稿ではありません。相談の出発点です。書けない項目があることも、制作側が確認すべき課題を見つける材料になります。
準備が整っていなくても、相談から始められます
ホームページ制作を依頼する前に、原稿、写真、ページ構成をすべて完成させる必要はありません。まずは、何を提供しているのか、誰に届けたいのか、現在どこに困っているのかを共有してください。
その情報をもとに、必要なページ、文章、写真、SEO、問い合わせまでの導線を整理します。シングルページで十分な場合もあれば、複数ページや記事の追加が必要になる場合もあります。事業ごとに必要な範囲が異なるため、固定の構成へ無理に当てはめません。
hakubi codeでは、依頼内容が決まっていない段階から、事業に必要なWebサイトの形を一緒に考えます。対応できるサービスと制作範囲を確認し、相談したい内容が決まったら、お問い合わせフォームからご連絡ください。

