ホームページの構成はどう決める?必要なページとシングルページの判断基準

ホームページの構成をページ数ではなく目的から考えるアイキャッチ画像

ホームページを作るとき、最初から必要なページ数が決まっている事業は多くありません。「一般的な会社サイトには何ページ必要か」「シングルページでは足りないか」と考え始めると、料金表に書かれた構成をそのまま選びたくなることもあります。

しかし、ページ数は構成設計の出発点ではなく、整理した結果です。先に決めたいのは、誰に何を伝え、ホームページを見たあとにどのような判断や行動へ進んでほしいか。その答えによって、一つのページへまとめる場合もあれば、情報を複数ページへ分けた方がよい場合もあります。

この記事では、ホームページの構成を決める順序と、シングルページと複数ページを選ぶ判断基準を整理します。制作会社へ相談する前の準備にも、提案された構成を確かめる材料にも使える内容です。

目次

ホームページの構成は、ページ数より先に役割を決めます

ホームページの構成設計とは、掲載する情報を並べる作業だけではありません。訪問者がどこから入り、何を読み、どの情報を根拠に依頼や購入を判断するか。その流れを、ページとサイト内の導線へ落とし込む工程です。

会社案内として信用を補うサイトと、検索から継続的に見込み客を集めるサイトでは、必要な構成が異なります。広告の受け皿として一つの商品を訴求するなら、情報を一ページに集約した方が伝わりやすいこともあるでしょう。

そのため、「5ページあれば十分」「コーポレートサイトなら10ページ必要」と一律には決められません。サイトに担わせる役割が曖昧なままページを増やすと、似た説明が分散し、訪問者にも運営者にも扱いにくいホームページになります。

構成を考える前に整理したい4つのこと

誰に見てほしいホームページか

対象となる相手によって、先に伝える情報は変わります。初めてサービスを知る人には、何を頼めるのかを短時間で理解できる説明が必要です。すでに複数社を比較している人なら、実績、対応範囲、料金の考え方、依頼後の進め方が判断材料になります。

「法人と個人」「新規顧客と既存顧客」のように目的が大きく異なる相手へ届ける場合は、入口やページを分ける方法もあります。対象を一人に限定するというより、異なる疑問を同じ流れへ無理に詰め込まないための整理になります。

ホームページに何を任せたいか

名刺代わりの会社案内、問い合わせの獲得、採用、店舗への来訪、資料請求、情報発信など、ホームページが担える役割はさまざまです。複数の目的を持たせることはできますが、優先順位がなければ、どの情報を目立たせるか決められません。

最優先の目的を一つ置き、その目的を支える役割を続けて考えると、構成の軸ができます。例えば問い合わせが目的なら、サービス説明だけでなく、依頼前の不安、実績、進行、連絡方法までが一つの流れです。

訪問者は何を知れば判断できるか

事業者が伝えたい情報と、訪問者が判断に必要とする情報は、必ずしも同じではありません。理念や技術へのこだわりがあっても、自分の悩みに対応しているか分からなければ、詳しく読んでもらう前に離脱される可能性があります。

サービス内容、対象となる人、選ばれる理由、実績、料金、よくある質問、依頼後の流れ。候補となる情報を出したうえで、判断に必要な順番へ組み直します。全部を載せるのではなく、不安や疑問を解消する役割があるかで残すものを決めます。

公開後にどのように育てるか

公開時点の情報だけでなく、その後に追加する内容も構成へ影響します。記事を継続して公開する、サービスを増やす、採用情報を育てる予定があるなら、あとから整理しやすいページ構造が必要です。

一方、立ち上げ直後で事業内容がまだ変わりやすい場合は、最初から大きなサイトを作るより、必要な情報を絞って公開し、反応を見ながら追加する方が扱いやすいケースもあります。完成時の大きさだけでなく、更新する人と運用に使える時間まで考えておきたいところです。

サイトの方向性とページ数は、別の軸で考えます

ホームページの方向性は、見た目の好みではなく、何を中心に伝えるかで分かれます。主な考え方を整理すると、次のようになります。

方向性 中心となる役割 構成で重視する情報
コンセプト・ブランド型 考え方や世界観への共感をつくる 理念、背景、商品やサービスが生まれた理由
会社・事業案内型 事業内容を分かりやすく伝える 会社情報、サービス、対応範囲、問い合わせ先
信頼獲得・実績訴求型 依頼前の不安を減らす 実績、事例、品質管理、代表者、進行方法
SEO・情報発信型 検索から継続的な接点をつくる サービス別ページ、記事、カテゴリー、内部導線
キャンペーン・訴求型 特定の商品や行動へ導く 悩み、解決策、根拠、料金、申込みへの流れ

実際のホームページは、どれか一つだけに当てはめるとは限りません。会社案内を土台に実績で信頼を補い、記事で検索からの入口を増やすなど、事業に必要な要素を組み合わせます。

シングルページか複数ページかは、これとは別の選択です。コンセプトを中心にしたシングルページもあれば、一つの商品を詳しく伝えるために複数の補足ページを持つサイトもあります。方向性を決めてから、情報をどう分けるかを考えると整理しやすくなります。

シングルページと複数ページは、どちらを選ぶべきですか

伝える相手と目的が絞られており、判断に必要な情報が一つの流れに収まるなら、シングルページは有力な選択肢です。新規事業の立ち上げ時、一つのサービスを案内する場合、事業内容が比較的シンプルな個人事業などでは、無理にページを増やさなくても役割を果たせます。

複数ページが適しているのは、サービスごとに対象や説明が異なる場合です。実績、採用、会社情報を詳しく伝えたいときや、検索されるテーマごとに情報を蓄積していく場合も、ページを分けた方が読み手と検索エンジンの双方へ内容を示しやすくなります。

判断する項目 シングルページが合いやすい状態 複数ページが合いやすい状態
サービス 一つ、または説明をまとめやすい 複数あり、対象や強みが異なる
訪問者 主な対象と目的が共通している 顧客、採用、取引先など目的が分かれる
情報発信 更新頻度が低く、案内が中心 記事や事例を継続して追加する
検索対策 狙うテーマが限定されている サービスや検索意図ごとに入口を作る

制作費を抑えるためだけにシングルページを選ぶと、必要な情報まで削ってしまうことがあります。反対に、将来使うかもしれないという理由でページを増やしても、内容が薄ければ信頼にはつながりません。今の事業に必要な範囲と、あとから追加できる範囲を分ければ、過不足を避けやすくなります。

よく使われるページにも、それぞれ役割があります

コーポレートサイトでは、トップページ、サービス、実績、代表者・事業者情報、よくある質問、お問い合わせなどがよく使われます。ただし、一般的だから載せるのではなく、訪問者の判断に必要かという視点が欠かせません。

トップページは、サイト全体の要約と各ページへの入口です。サービスページでは、誰のどのような課題に対応し、どこまで頼めるかを説明します。実績は完成物を並べるだけでなく、課題や対応内容まで分かると、依頼後を想像しやすくなるでしょう。

代表者や事業者の紹介は、経歴を見せること自体が目的ではありません。誰が判断し、制作や対応へ責任を持つのかを伝える役割があります。よくある質問は、本文で説明しきれない費用、納期、準備、修正などの不安を補う場所です。

一つのページに同じ説明を繰り返すと、サイト全体が長くなり、更新時の食い違いも生まれます。トップページでは要点を示し、詳しい説明は下層ページへ任せる。ページごとの役割を分けることで、情報を探しやすくなります。

ページ内の順番は、訪問者の疑問に合わせて組み立てます

必要なページが決まったら、それぞれのページ内で何をどの順番に伝えるかを考えます。ここでも、会社が話したい順番より、訪問者が判断する順番が基準です。

例えばサービスページなら、最初に対象となる悩みと提供内容を示し、次に選択肢や対応範囲を説明します。その後に根拠となる実績、進め方、料金、よくある質問が続けば、読み手は疑問を解消しながら相談を検討できます。

問い合わせや申込みへ進むためのボタン・導線は、CTAと呼ばれます。CTAは目立つ色にするだけでなく、その時点で何を相談できるのか、送信後にどうなるのかまで伝わることが必要です。ページを読んでも行き先が分からなければ、構成として完結していません。

今のホームページで問い合わせにつながらない理由を整理したい場合は、ホームページから問い合わせが増えない7つの原因も参考になります。

構成案は、デザインを作る前の判断材料です

構成案では、ページ名だけでなく、各ページの目的、主な見出し、次に進む導線まで決めます。この段階で情報の不足や重複が見えれば、デザインや実装へ進んだあとの大きな手戻りを防ぐ判断材料になります。

原稿や写真がすべてそろっていなくても、構成から検討できます。現時点で伝えられる内容、追加で確認する内容、公開後に育てる内容を分ければよいからです。準備できていないことを理由に、一般的なひな形へ無理に当てはめる必要はありません。

hakubi codeでは、ページ数を固定したプランから選んでいただくのではなく、事業の目的、予算、公開後の運用を確認し、見積もりの基準から必要な範囲を足し引きする方針です。シングルページで十分ならその方向を、複数ページが必要なら理由とともに提案します。具体的な対応範囲は、サービスページでご確認いただけます。

何ページ必要か分からない状態から相談できます

ホームページの構成は、依頼者が完成させてから制作を頼むものではありません。事業内容や顧客について伺い、何を載せるか、どこまで作るかを一緒に整理することも制作工程に含まれます。

すでに構成案がある場合は、その意図を確認したうえで活かします。まだ曖昧な場合も、新規制作、リニューアル、LP、シングルページのどれが合うかを最初から決めていただく必要はありません。

必要なページ数や制作範囲を整理したい方は、お問い合わせフォームからご相談ください。現状と目的を伺い、今の段階に合う構成を考えます。

何を依頼すべきか決まっていない段階でも相談できます


目的や​予算、​必要な​ページが​固まっていなくても​問題ありません。​
まずは​事業と​現在の​状況を​確認し、​ホームページ・シングルページ・LPの​どれが​適切かを​整理します。​
既存サイトが​ある​場合は、​無料診断から​ご相談いただけます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次