【結論】Emanon BusinessとPremiumの違い!実はPremiumが安い理由

こんにちは。hakubi code 代表のてらだです。

企業のWebサイト制作において「集客できるテーマ」として人気のEmanonシリーズですが、導入を検討する際に多くの人がつまずくのが「Emanon BusinessとPremium、結局どちらを選べばいいの?」という問題です。公式サイトの機能比較表を見ても専門用語が多く、自分たちのビジネスにとってどちらが最適解なのか判断するのは難しいですよね。実は、表面的な価格だけで判断してしまうと、後から必要な機能を追加で購入することになり、かえってコストが高くついてしまうケースも少なくありません。

  • 親テーマ依存型と完全独立型のシステム構造の違い
  • 追加プラグインを含めた実際の総コスト比較
  • SEOや表示速度に直結する機能差の解説
  • ビジネスの規模に応じた最適なテーマの選び方
目次

Emanon BusinessとPremiumの違いを比較

Emanon BusinessとPremiumの違いを比較

Emanonシリーズの中でも、特にビジネス用途で迷われやすいこの2つのテーマについて、プロの視点から徹底的に比較していきます。単なる機能の有無だけでなく、将来的な運用リスクやコストパフォーマンスまで踏み込んで見ていきましょう。

親テーマ依存か独立型かの構造

親テーマ依存か独立型かの構造

まず、最も基本的かつ決定的な違いは「システムの構造」にあります。これを知らずに購入すると、後々の運用で思わぬ手間が発生することになります。

Emanon Businessは「子テーマ」であり、単体では動作しません。
これを使うには、親テーマである「Emanon Pro」を別途購入し、インストールする必要があります。つまり、Proという土台の上にBusinessという外壁を乗せているようなイメージです。そのため、WordPressの管理画面では親テーマと子テーマの両方を管理する必要があり、親テーマのアップデートがデザインに影響を与えるリスクもゼロではありません。

一方で、Emanon Premiumは「完全独立型」のオールインワンテーマです。
親テーマを必要とせず、これ一つですべての機能が完結しています。開発段階から最新のブロックエディタ(Gutenberg)への完全対応を前提にゼロベースで設計されているため、コードがスリムで、システムの堅牢性や保守性が非常に高いのが特徴です。これから新しくサイトを立ち上げるのであれば、レガシーな継承モデルであるBusinessよりも、モダンな設計のPremiumを選ぶほうが技術的なメリットは大きいと言えます。

料金とトータルコストの比較

料金とトータルコストの比較

「Premiumは高いから、とりあえずBusinessにしようかな」と考えている方は、少し計算機を叩いてみることをおすすめします。実は、ビジネスサイトとしてまともに運用しようとすると、価格差はほとんどなくなります。

項目Emanon Business (最小構成)Emanon Premium
テーマ本体価格12,800円 (Business) + 9,800円 (Pro) = 22,600円27,800円
ブロック拡張機能別売り (約5,980円)標準搭載 (0円)
合計コスト約28,580円27,800円

このように、BusinessでPremiumと同等のリッチなブロックエディタ機能(吹き出し、Q&A、料金表など)を使おうとすると、別売りのプラグイン「Emanon Blocks」が必要になります。これを合計すると、なんとPremiumよりもBusinessのフルセットの方が高くなってしまうという逆転現象が起こります。

(出典:株式会社イノ・コード『Emanon Blocks』

ここがポイント
初期費用を抑えたい気持ちはわかりますが、機能を追加していくとBusinessの方が割高になります。「安物買いの銭失い」にならないよう、最初から全部入りのPremiumを選んでおくのが、結果的に最も経済的です。

ブロックエディタと機能の差

ブロックエディタと機能の差

サイトの更新担当者にとって最も重要なのが「記事の書きやすさ」や「表現力」です。ここにも大きな差があります。

Emanon Business(Proベース)は、設計思想が少し古く、クラシックエディタ時代の名残があります。もちろんブロックエディタも使えますが、装飾機能は限定的です。一方、Emanon Premiumはブロックエディタ・ファーストで作られています。

Premiumに標準搭載されているブロック機能を使えば、以下のようなプロっぽいレイアウトがノーコードで実現できます。

  • ブロークングリッド: 写真と文字をあえてずらして配置する、雑誌のようなレイアウト。
  • セクション区切り: コンテンツの境界線を波型や斜めにカットする装飾。
  • スタイル指定: ワンクリックで影付きボックスや枠線を適用。

これらをCSSを書かずにマウス操作だけで作れるのは、運用効率を考えると非常に大きなアドバンテージです。外注費をかけずに社内でクオリティの高いページを作りたいなら、Premiumの機能性は必須と言えるでしょう。

SEOと表示速度の高速化機能

SEOと表示速度の高速化機能

Googleの検索順位に影響する「表示速度(Core Web Vitals)」対策においても、Premiumは一歩進んでいます。

Premiumには、通常なら有料プラグイン(WP Rocketなど)で実装するような高度な高速化機能が「Emanon設定」として標準装備されています。例えば、スクリプトの遅延読み込み(Delay Loading)や、CSS/HTMLの圧縮、さらにはjQueryの非同期読み込み制御まで可能です。

プリフェッチ機能も搭載
Premiumには、ユーザーがリンクにマウスを乗せた瞬間に次のページを裏側で先読みする「プリフェッチ」機能もあります。これにより、クリックした瞬間にページが切り替わるような爆速体験を提供でき、回遊率の向上に寄与します。

Businessでもキャッシュ系プラグインを入れればある程度は高速化できますが、プラグイン同士の競合で表示崩れが起きるリスクがあります。テーマ側でネイティブに対応しているPremiumの方が、安定してハイスコアを狙えます。

会員サイト化やログイン機能

会員サイト化やログイン機能

B2Bサイトやオンラインサロンのような運用を考えている場合、会員限定コンテンツの作りやすさも重要です。

WordPress標準のパスワード保護機能は非常にシンプルですが、Emanonシリーズではこの部分をカスタマイズできます。特にPremiumでは、パスワード入力画面のメッセージを自由に変更し、「パスワードの発行はこちら(会員登録へ誘導)」といったCTAリンクを設置することで、リード獲得の導線として活用することが可能です。

また、これらの設定が管理画面内の1箇所に集約されているため、運用もスムーズです。「特定の顧客だけに資料を見せたい」「パートナー企業専用ページを作りたい」といったニーズがある場合、Premiumの柔軟なアクセス制限機能が役に立ちます。

Emanon BusinessとPremiumの違いと結論

Emanon BusinessとPremiumの違いと結論

ここまで機能面を中心に比較してきましたが、導入後の運用やデメリットについても、包み隠さずお話しします。良いことばかりではなく、リアルな課題も知った上で判断してください。

悪い評判やデメリットの真実

悪い評判やデメリットの真実

Emanon Premiumに関して、ネット上で見かけるネガティブな評判として最も多いのが「機能が多すぎて使いこなせない」「設定が難しい」という声です。

正直にお伝えします
これは事実です。Premiumはプロ仕様のツールであるがゆえに、設定項目が膨大です。「とにかくブログが書ければいい」という初心者の方には、明らかにオーバースペックで、管理画面を見ただけで圧倒されてしまうかもしれません。

また、「デザインが地味」という意見もありますが、これはEmanonのデザイン哲学が「信頼(Trust)」にあるためです。エンタメ系のブログのようなポップさや派手なアニメーションは意図的に排除されています。逆に言えば、「堅実な企業サイト」を作りたい場合には、このシンプルさが最大の武器になります。

多言語対応など拡張性の有無

多言語対応など拡張性の有無

将来的に海外向けのページを作る可能性があるなら、ここは絶対に無視できないポイントです。

Emanon Premiumは多言語サイト制作に対応しています。
日本語、英語、中国語などのサイトを、一つのWordPress内でスムーズに管理できる仕様になっています。一方で、Businessは多言語機能に対応していません。無理やりプラグインで対応しようとすると、デザイン崩れや不具合の原因になります。

インバウンド需要や海外取引を見据えている企業にとって、この一点だけでもPremiumを選ぶ十分な理由になります。後からテーマを変更するのは大変な労力がかかるため、少しでも可能性があるなら最初からPremiumを選んでおくべきです。

設定の複雑さと構築の難易度

設定の複雑さと構築の難易度

前述の通り、Premiumは高機能ゆえに構築の難易度は高めです。特に、SEOに強いサイト構造を作るための「カスタム投稿タイプ」の設定や、CTA(Call To Action)の条件分岐設定などは、Webマーケティングの知識がないと設定の意味すら理解できないかもしれません。

例えば、Premiumでは「採用情報」「導入事例」「セミナー」などをそれぞれ独立した投稿タイプとして管理し、それぞれに異なるCTA(求人応募、資料請求、申し込み)を自動で出し分けることができます。これは強力な機能ですが、設計図を描かずに適当に触り始めると、迷宮入りしてしまいます。

ウェブ制作代行はhakubi codeに相談

構築代行はhakubi codeに相談

「Premiumの機能が魅力的なのは分かったけれど、自分で設定できる自信がない…」もしそう感じたなら、ぜひ私たちにご相談ください。

hakubi codeでは、Emanon Premiumを用いた企業サイトの構築実績が豊富にあります。単にテーマをインストールするだけでなく、お客様のビジネスモデルに合わせた最適なサイト構造の設計、CTAの導線設定、そして表示速度のチューニングまで、Premiumのポテンシャルを100%引き出す形での納品が可能です。

対面(またはZoom)でのヒアリングを通じて、貴社に必要な機能だけを厳選して設定しますので、「機能が多すぎて分からない」という悩みも解消できます。


まずは現状の課題をお聞かせください。無理な売り込みは一切いたしません。

Emanon BusinessとPremiumの違い総括

Emanon BusinessとPremiumの違い総括

最後に、これまでの比較をまとめます。

  • Emanon Business: すでにEmanon Proを使っていて、低コストで少しだけビジネスライクにしたい既存ユーザー向け。新規で選ぶメリットは薄い。
  • Emanon Premium: これから本格的にビジネスサイトを構築し、集客やSEOの効果を最大化したい企業・個人事業主向け。トータルコストではむしろ割安。

Webサイトは、24時間365日働いてくれる優秀な営業マンです。初期費用の数千円の差を気にしてスペックの低い営業マンを雇うよりも、少し投資してでも「売れる仕組み」を持ったEmanon Premiumを選ぶことが、長期的なビジネスの成功に繋がると私は確信しています。

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